住民の意識醸成こそが地域包括ケア時代の地域づくり~すくも健康づくり市民公開講座「第4回特別講演会」~
11月17日(土)14:00~、宿毛市総合社会福祉センターにおいて、地域住民及び医療・介護・福祉・保健関係者を対象とした「すくも健康づくり市民公開講座」特別講演会が行われ、講師としてお招きいただきました。今年の冬にも当地域の市民を対象としたセミナーにうかがいました。平成27年度より、大井田病院が主催となって、宿毛市医療・介護・福祉連携協議会と協働して、宿毛市、宿毛市医師会、幡多医師会他の後援のもと、地域が一体となって取組んでおられます。住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けるために、住まい・医療・介護・予防・生活支援を一体的に行う仕組みを住民自身が理解することが大切です。「地域包括ケアシステム」の推進に向け、住民自身が主体的に取組み、この時代を活き抜くための住民の意識醸成を図ることを狙いに、恒例開催となっています。“元気高齢者をはぐくむ医療、介護、そして地域元気な町~宿毛をつくろう! あなたの力をどう活かす~”をテーマに、大井田病院の田中公章院長の挨拶に始まり、第1部講演:櫃本担当(45分)、第2部講演(岡田玲一郎氏 社会医療研究所長)(45分)の構成です。
会場には約200名の参加があり、開会前には、わざわざ声をかけていただく住民もいらっしゃって、「前回の講演がとても良かったので・・・また来ました。本も買いました!」と言ってくださり、「ホーム」感覚で臨むことができました。元気高齢者が地域を創る時代に、そして元気高齢者になるために、どう考えどう取組んでいけばいいのか、スライド無しで、会場と一体ムードで楽しくお話しさせていただきました。
2部の岡田先生のご講演は、ユーモアたっぷりで、しかもいろいろな本やエピソードを活用され、分かりやすく楽しく有意義な内容でした。ACP(アドバンス・ケア・プラン)の話が中心でしたが、先生自身も80歳を超えておられ説得力は抜群で、流石!この道のプロを感じるご講演でした。
今晩は、元職(愛媛大学病院)の仲間とボジョレ・ヌーボ解禁のパーティーでしたので、「またこの地に参ります!!」と申し上げ、愛車を飛ばして約2時間半、一路松山へ急ぎました。