地域包括ケア時代のネットワーク構築へ松阪地域の躍動を体感~地域包括ケアと地域医療構想の講演会

   

12月21日(金)は、三重県在宅医療介護連携アドバイザーデイでした。午後から、桑名市や津の関係者の方々と三重県医師会で、今後の活動について打ち合わせを行い、大きく変わろうとしている行政と医師会の協働事業の将来を実感することができ、来年度への妄想がさらに膨らみました。

その日19:30~からが本番です。松阪地域におけるアドバイザー活動の一つの節目と言っていいと思いますが、三重県松阪庁舎において、「平成30年度地域包括ケアと地域医療構想の講演会」が開催され講師としておうかがいしました。当地域の地域包括ケア時代の医療・介護を牽引されている、志田幸雄先生(当地域の元医師会長)の肝入りで、行政や医師会(医師会長)との協議の上、企画開催されました。松阪地区医師会のエリア内の病院長・看護部長、3師会会長、地域医療構想調整会議委員、医療介護関係の管理者の立場の方々、市町の首長等、約100名が参集する、かつてない機会となりました。

西山保健師(陰の立役者)の進行のもと、永作友寛氏(松阪市副市長)や小林昭彦氏(松阪地域医師会長)らの開会挨拶に引き続き、松田佳浩氏(松阪市高齢者支援課長)から、元気高齢者の育成支援を狙いとした「松阪地域の地域包括ケアの現状と課題について」、さらに植嶋一宗氏(松阪保健所長)から、地域からの主体的な発信を強調した「松阪地域医療構想について」のお話がありました。それを受けた形で、「地域包括ケア時代の地域医療構想について~地域の未来を創るための医療ネットワーク~」と題して約80分間お話させていただきました。当地域の医療構想を含めた、地域包括ケア体制の構築に向けた、大きな節目の検討の場となること間違いなし!! 県医師会の馬岡常任理事(日本医師会の地域包括ケア推進員会でご一緒)も伊賀から駆けつけていただきました。志田先生を中心とする熱い多職種の有志達から、「櫃本!頼んだぞ!!」の意気込みが伝わる、責任の重大性をしっかり感じて、気を引き締めて臨みました。

今重要なのはどうするかではなく、何を目指すかであり、住民を含めたあらゆる関係者や資源が、地域包括ケア時代において共有すべきマインドを理解し、自ら実践することが求められています。地域包括ケア時代の真意を共有して、その実現に向けた医療構想の明確化や推進など、参集していただいた、当地域のリーダーが、目的にぶれることなく、“連携”を超えた“統合”のもとで、目的を共有して取組んでいただく基盤が構築されるべく、熱弁して参りました。

講演会終了後、志田先生と二人で懇親会! お互いにエールを送り合う楽しく有意義な時間を過ごさせていただきました。

 

 

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