地域包括ケアは看護師がけん引する~山口県(看・看連携のための)訪問看護実践研修検討会~
2月3日(日)9:30~、岩国医療センター研修ホールにおいて、「(看・看連携のための)訪問看護実践研修検討会」の一環である、研修会が開催され講師としてお招きいただきました。山口県から委託事業で山口県看護協会が受託し、岩国支部(岩国市と和木町)が、モデル事業として受けているとのこと。長いお付き合いをさせていただいています片塰智惠保健師(岩国市健康福祉部地域包括ケア推進班)が委員を委嘱され、企画に関わっておられている関係でお声がかかりました。
委員会のメンバーは、急性期・回復期・訪問看護・ケアマネ・行政保健師など、各部署の幅広い看護職リーダーから構成されています。初年度である今年度は、看・看連携の課題や、今後の取組みについて検討されているとのこと。片塰さんからは『その中で一番感じるのは、看護職という共通の職についているのにもかかわらず、それぞれの役割や機能を互いに知らない看護職が多いことです。市民(患者・利用者・住民、と呼び名は違いますが)は、同じなのに、櫃本先生の言われる「生活を分断しない医療」へは、まだまだ共通認識がもとれていない様な印象です。しかし、まだまだ、といっている場合ではないので、それを打破するべく、動機付けとして、「生活を分断しない看護」の内容で岩国での講演をしていただけないか』とのラブコールがありました。さらに「看護職をやる気にさせていただける講師は櫃本先生だ!確信しています」との“甘い言葉”で、喜んで引き受けさせていただきました。確かに「地域包括ケア時代を牽引するのは看護師だ」と言い続けてきましたので・・・心から期待しています!!
委員の皆さんで前夜祭を開催していただいて、イタリア料理と赤ワインでしっかり盛り上がりました。一夜明けて、研修会場は、休日の朝早くから約60名の参加者があり、昨夜の「囲む会(前夜祭)」の後遺症を吹っ飛ばしていただける、熱気に包まれていました。