暑い東京がさらに熱い!〜医療・介護フェス2019 日本労働総連合会中央集会〜
5月11日(土)10:30~16:30、日本教育会館(東京都千代田区)において、日本労働総連合会主催の、「医療・介護フェス2019」が開催されました。テーマは「かわりゆく社会を支える、これからの医療と介護」ということで、会場には全国から連合組合員約600名が集結し、開会前から熱気むんむんの雰囲気に包まれていました。
冒頭に神津里季生連合会長から、主催者代表あいさつとして、財政改革の視点から、参加者自身の意識改革の必要性を熱意をもって伝えられました。それに引き続き、私から基調講演として、「これからの医療の姿」というテーマで、地域包括ケア時代の医療介護の展望について、特にセルフケアやマネジメント力強化のための、人材育成支援の重要性について、約60分間お話をさせていただきました。そして、菊地雅洋氏(北海道介護福祉道場・あかい花 代表)から「利用者に選ばれる介護とは」という演題で、施設長として経営手腕を発揮されてきた経験を踏まえ、“私の講演の後はやりにくいかな”を全く感じさせない、同じく60分間の熱い基調講演があり、午後のトークセッションにつなげました。
トークセッションは、前半(60分)後半(60分)に分けて行われ、それぞれテーマを「地域をつくる医療・介護連携」、「政府に求めるべき人材確保策」とし、モデレーターの迫田朋子氏(ジャーナリスト)と平川則男氏(連合本部)の進行のもと、パネリストとして、我々講演者の2人に加えて、吉住仁志氏(SOMPOケアそんぽの家:介護)、後藤紀之氏(西東京市健康福祉部:自治体)、松田幸久氏(済生会神奈川県病院:MSW)、が参加しました。吉住氏からはプライバシー保護と地域との交流を意識したサ高住運営について、後藤氏からは目指す地域をイメージして住民や関係機関とともに地域包括ケア時代の地域づくりを推進されている行政マンの活躍ぶり、松田氏からはマネジメント力を生かしたこれからのMSWのあるべき姿についてそれぞれお話がありました。その他、介護職に就きながらシンガーソングライターとして活躍されている清水わかなさんのミニライブもあり、「いきいき100歳体操体験ショー」、そして当フェスの最後を飾って厚労省の宮崎医療介護連携政策課長からのコメントなどがあり、盛りだくさんの内容でした。
日労連のイベントには初参加ですが、自治労の活動にはこれまでしばしば関わらせていただき、今回の参加者の半数を自治労関係者が占めているとのこと。アウェイ感どころホームを感じながら楽しく過ごすことができましたし、懐かしい方々にもお会いすることができました。休日に開催されるイベントは、主体的に参加されている方が大半を占めるので、講師としてもやり甲斐があり、熱い反応を肌で感じることもできてエンパワーされます。再会を期待しています!