三重県医師会と行政の強い絆を実感〜第6回三重県医師会主催トップセミナー〜

   

11月17日(日)午後2時~同4時30分、三重県医師会(松本純一会長)と三重県の両主催による「令和元年度三重県医師会主催トップセミナー」が、三重県医師会館において開催されました。アドバイザー事業の仕掛け人でもある県医師会の馬岡・中村両県医師会常任理事が中心となり、「医療を切り口にしたまちづくりを進めるために」を目的に発足したとうかがっています。今年で第6回目となり、三重県の行政関係者と医師会の関係性の強さを端的に示す恒例のイベントとなっています。私も第3回の折、講師としてお招きいただきました。それが契機となって、三重県の医療介護連携アドバイザーになった次第です。三重県下の各市・町長、県議会・市町議会議員、郡市医師会役員、県医師会役員等、約150人余りが参加しました。

河合氏の講演は、すでに内容が日本の方向性になって周知されていることから、「オリジナルの話」をうかがう事ができ原点に戻るいい機会となりました。吉田氏は、塩崎衆議院議員が厚労大臣の折、秘書官として「我が事丸ごと・・・」など、共生の社会づくり施策を推進されてきた方です。10年前に3年間ほど滋賀県庁で健康福祉分野の課長経験があり、まさに故郷に錦を飾るといった講演となり、地域包括ケア時代における共生社会づくりの重要性について、とても熱くわかりやすくお話をいただきました。鈴木知事は、マイクもいらないよく通る声で、小泉衆議院議員にイクメンの心得をアドバイスされたエピソードから始まり、地域包括ケアを少子化問題の切り口から巧みに話され、医療介護対策や健康づくり地域づくりと約30分の短い時間で盛りだくさんの話をされました。流石‼️

地域包括ケア時代は共生の地域づくりいが間違いなくキーワードです。医師会と行政の信頼関係と協働が必要不可欠です。三重県はその最先端におられると思います。今後とも全国において牽引役を果たしていただきたいと、アドバイザーとしても誇りに思いながら、関わっていきたいと思います。

前日は 中村先生のお膝元である志摩市の「安乗」で過ごさせていただきました。安乗神社と「おいら岬の映画」で有名な安乗灯台に出かけました。安全・安心で荒波を越えていくという意味で、参拝者が多いとのことです。人気のお守り購入しました。夜は民宿「おおなみ」に宿泊して、美酒とともに、当地域のあのりふぐ(天然のトラフグ)のフル・フルコースをいただきました。翌日は中村先生のベンツで、志摩からパールライン(海岸沿いの道路)を経由して鳥羽へ、さらに伊勢志摩スカイラインを通って展望台に登り、伊勢神宮内宮の横を経由して会場の津の三重県医師会館に向かい、まさに“おもてなし”三昧の時間を過ごさせていただきました。

2016年、私がお招きいただいた時に参加されたある県議さんのブログですが、以下のようなことが書かれておりました。私も張り切って臨んだことを記憶しています。今後もこのように感じていただけるよう、常にバージョンアップして、磨きをかけ続けたいと思います。

「10月24日(日曜日)、津市で行われた「三重県医師会主催・トップセミナー」を聞きに行きました。講演されたのは3講師で、厚生労働省医政局地域医療計画課長・佐々木健様、四国医療産業研究所所長・櫃本真聿様、そして三重県知事・鈴木英敬様でした。それぞれに勉強になりましたが、とりわけ櫃本様の講演内容に「目からウロコ」でした。名張市立病院の総合診療のドクターとは、よくお話をさせていただいて地域医療については勉強させていただいてきましたが、櫃本様のお話は、もう1歩も2歩も踏み込んでの地域医療・地域包括ケアのお話でした。良かったです。また、鈴木知事は、県の取り組みについてお話しいただきましたが、いつものとおりわかりやすく理解できたところです。有意義な研修になりました。」

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