免疫力をアップさせる東洋医学の威力~愛媛県鍼灸マッサージ師会新体制スタート~
7月19日(日)10:00~、(公社)愛媛県鍼灸マッサージ師会の幹事会が、愛媛県視聴覚福祉センターで開催されました。6月には、永年にわたって会長として当会にご尽力いただいた浦川武之氏から、佐藤佳孝氏に会長が引き継がれることになりました。私は当会の顧問をさせていただいているご縁で、新会長や新幹事へのご挨拶もかねてうかがいました。
西洋医学を重視する現代医学からは、東洋医学は非科学的・非衛生的であり、見下す傾向がありましたし、未だに互いの連携が難しいところがあります。戦後GHQが「あん摩や鍼灸は非科学的であり、不潔である」とあん摩や鍼灸を禁止しようとした経緯があるくらいです。そのイメージを払しょくするために1964年には「あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゆう師、柔道整復師等に関する法律」が制定され国家試験制度となっています。なお1970年に柔道整復師法が単独法となり、現在の名称「あはき法」となりました。
「あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師の資質を向上し、もって医療及び公衆衛生の普及向上を図ることを目的とする」と明記されています。「公衆衛生の普及向上を図る」が強調されていることは嬉しい限りで、顧問として関わらせていただいていることに誇りを感じています。西洋医学と東洋医学の連携に少しでも役立てばと思っています。
東洋医学の歴史は多くの成果を実証しており大きな期待があります。疾病管理ではなくその人自身をエンパワーする東洋医学の治療ポリシーは、超高齢社会を支える大きな力となると確信しています。COVIT-19禍の経験をチャンスとして捉えていただき、東洋医学の発展により、その人らしい生き方の実現に向けて、益々のご活躍を祈念しております。