2023年度三重県地域包括ケア報告会

   

 令和6年1月13日(土:14:30~16:00)に、三重県医師会と行政の連携により、地域包括ケア報告会が、Web(Zoom)開催で行われました。進行役は青木大五氏(桑名医師会長)で、三重県医師会の地域包括ケア担当理事をされています。

 2020年度までは、三重県の医療介護連携アドバイザーとして依頼を受け、三重県下のいたるところにうかがい、講演・研修や会議等に関わらせていただいていました。その後コロナ禍になってからは、直接うかがうこともなく、アドバイザーとしての代わりは自然消滅しそうでしたが、ZOOMのお陰で、年一回ではありますが、毎年このような講演会にお呼びいただいています。今回のテーマは「Well beingを目指した医療介護~ファクト・フルネスから考える~」とさせていただきました。2024年度は保険・介護の同次回定年にあたります。2025年問題から2040年問題への切り替えを図る時期でもあります。地域包括ケアと共に、働き方改革が推し進められる中、目の前の課題に翻弄されがちな無意識をコントロールして、思い切ったチェンジ・チャレンジが求められます。

 Well beingへの理解を深め、医療・介護がその人らしい生き方を実現する「生活資源」としての役割を果たせるように、そのためにも、目の前の課題解決ではなく、目指す方向のを、ファクトフルネスによってしっかりとイメージし共有して、互いに協働できるよう、60分間ではありましたが、2024年へのメッセージとして伝えきりました。

 コロナ禍により、三重県の関係者の方々の記憶から遠ざかってしまったような寂しさを感じていましたが、少し近づけたかと思えたことが何よりでした。医療介護連携アドバイザーとして再び対面で新たな展開へ向けた使命が果たせることを、ささやかに期待しています。

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