0次予防による元気高齢者が地域を創る住民文化の醸成へ~近江八幡市三師会健康セミナー~
10月26日(木)に近江八幡市のひまわり館で、当市の医師会・歯科医師会・薬剤師会共催の、健康セミナーが開催されました。当市総合医療センターの宮下浩明院長や三師会連絡協議会の久我正文会長のさらに三師会の各会長他会員の参加のもと、健康づくり推進員他住民の方々、そして行政関係者などを対象に、0次予防の推進に向けたまちづくりをテーマに、1時間半お話させていただきました。滋賀県アドバイザーと別に、当市のアドバイザーもさせていただいており、0次予防や三方良し:「商助」のまちづくりなど、行政や医療福祉関係者、そして企業や住民の方々など、幅広い層の方々と、話し合いの場を持たせていただいています。まちづくりのポイントは、住民文化の醸成ですので、そのためにも関係者が、目指すべき将来をイメージして、その実現に向けて、住民と共に協働していくことが大切です。これまでしてきたことを、コツコツと日々続けるのではなく、目的実現を意識して、取り組んでいることをその手段として活用する意識や評価が必要です。社会的弱者をケアする時代から、社会的弱者をつくらず、さらに社会に貢献していただけるような、元気高齢者を育成支援する環境と、自分らしく生きることを最重視した、医療・介護等に依存せず活用できる住民力の醸成が、少子高齢社会を活き抜く日本の将来を左右する原動力だと思います。0次予防を、従来の1次・2次・3次といった疾病や再発予防を中心とした協議のものではなく、地域包括ケア時代を活き抜くまちづくりとして受け止め、住民自らがどんな街にしたいかをイメージして、その実現に取り組んでいくことの重要性を、熱弁して参りました。
その後、市長も参加のもと、三師会や行政関係者との懇談会があり、今日の講演が反映された話題で盛り上がり、次につながる機会になると強く感じた次第です。