これからの診療報酬の流れは予測可能~ながさき地域医療連携部門連絡協議会研修会~

   

3月9日(金)18:30~、長崎県勤労福祉会館にて、長崎大学病院や医師会、特に地域連携に関わる看護師やMSWそして事務職員他200名近い県内の医療福祉関係者が集いました。今回のテーマは、「平成30年度診療報酬・介護報酬同時改定のポイント~特に地域医療連携部門関連について~」です。診療報酬改定の背景にある、医療ビジョンや地域包括ケアシステムの実現に向けた大きな制度変革とその方向性について、具体的な改正ポイントを上げながら、約90分間お話をさせていただきました。社会的弱者ケア重視から脱却して、社会的弱者をできるだけつくらない、その人らしさを継続できるための医療の在り方を、特に入退院支援(入院前から退院支援)やリハビリテーション、そして連携のための互いのアウトリーチの重要性などから、診療報酬が大きく見直されていることを強調いたしました。

今後この流れは当面変わることはないので、診療報酬改定を受けて追従するのではなく、むしろ今後の診療報酬改定を予測して、先取をしていくことが大切だと思います。長崎大学病院からは、全国の地域連携分野のリーダー的存在である川崎医療福祉支援センター副センター長や松本医療情報部副部長が参加され、看護部からも貞方部長をはじめ4人の副部長らも参加するといった、流石!長崎大のネットワークリーダーとしての強力さを感じさせていただきました。この診療報酬改定をチャンスに、今後も長崎大学病院が地域の模範となって、新しい体制づくりや人材育成に努めていただき、全国に発信していただくことを心から期待しています。

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