桑名市が動く!!市民と共に桑名を創るために~桑名市民講演会~
三重県医療介護連携推進アドバイザーとして2年目、新たに加わった桑名市へのアプローチです。8月18日に市内の多機関・多職種に集まっていただいての研修会に続き2回目の訪問になります。今回は「元気高齢者が地域を創る~ありがとうと言われて活き抜く~」という演題で、市民を対象とした講演会ではありますが、伊藤徳宇氏(桑名市長)他行政関係者や青木大五氏(桑名医師会長)他理事・医師会関係者も多数参加されました。
“してあげる”サービス提供型を改め、住民や地域のエンパワメントを図る、地域づくりに向けた、地域包括ケア時代の潮流を、住民にしっかり理解し行動に変えていただくことが狙いです。行政や専門職がまず意識変革を図ることが重要ですので、地元市長や幹部また医師会の役員の皆さんが揃って参加される会の意義は大きいと思います。会場には約200人の参加があり、私のお話に強く首を振って共感の意思表示をしていただく方もいらっしゃって、大変心強く感じた次第です。市民講演でいつも感じるんですが、どうして行政や専門家たちは、彼らに対して消極的なんでしょうか? 彼らの力を引き出す関りを、どんどんしていけばいいのに! 市民を信じて、地域づくりを進めていく姿勢やマインドに心から期待しています。行政や医療関係者には、多少耳の痛い話もあえてさせていただきましたが、流石!私を積極的に招聘していただいた桑名だけに、真摯に受け止めていただき、ありがたくかつ心強く感じた次第です。懇親会では市長や医師会長をはじめ、桑名市総合医療センター病院長の市川毅彦氏も駆けつけ、しっかり(予想をはるかに超えて)盛り上がりました。
終了後、あいにく雨でしたが、米の流通や林業で一大財閥を築いた、諸戸家の二代目諸戸清六の邸宅として大正2年(1913年)に完成した、六華苑を見学させていただきました。鹿鳴館の設計で有名なイギリス人建築家ジョサイア・コンドル設計による4層の塔屋をもつ木造2階建て洋館、和館や蔵、また池泉回遊式庭園などがありました。
桑名市在宅医療・介護連携支援センターの、藤井泉氏(桑名市役所保健医療課)と中道尚美氏(桑名医師会)のお二人が、行政と医師会を上手くリードして、桑名で企画が進んでいます。講演会終了後、彼らから嬉しいメールが届きました。講師冥利に尽きるというか、同志からの評価は何よりですね。
「本日はたいへんお世話になりました。うれしくなるような感想ばかりでした。」「アンケートから…①桑名再訪を熱望しています。②最高な講演会で参加できて本当に良かったです。③画期的な話で自分の中で何かが変わりました。④思い違いした時代に目覚めました等々」「心から、先生にありがとうの感謝の気持ちでいっぱいです。医師会長、理事の先生方、行政と共に、一歩ずつ前に進んでいきます。やりたいことがたくさんありワクワクします!!桑名No1 今後ともどうぞよろしくお願いします。」