津市編:課題解決型⇒目的達成型へマネジメントするファシリテーターを育成支援~ケースメソッド的検討の実践~
2019/02/23
2月21日(木)及び23日(土)、それぞれ三重県の津市と桑名市で、地域の医療・福祉及び行政関係者を対象とした、地域包括時代をけん引するリーダー育成のための「ケースメソッド的検討」研修会を開催しました。既に医療・福祉・行政関係者には、地域包括ケアについての理解や今後の展開等について、私の方からは講演済みで、今回は概ね(全員ではないが)その受講者が参加されました。この研修会は、既に20年余りにわたって、私が人材育成を図る場合活用してきたもので、未だにこれを上回る方法はないと確信しています。初めにケースメソッド的検討の狙い・効果について、引き続いて進め方の実際を説明し、私が用意したトレーニング用の事例によるケースメソッドの体験をいくつか体験していただきます。そして、実際の現場事例(地元自身の作成)に取り組んでいただき、概ね120分程度で入門コースは終了です。津・桑名両市とも、この方法で今回開催いたしました。各地域の状況をいかに記載いたしました。
<津市>
21日(土)19時~、三重県総合文化センターにおいて、医師25名を含む多機関・多職種180名の参加のもと開催されました。浦和医師会長、前葉市長、中山保健所長それぞれが挨拶され、各々の立場で地域包括ケアシステムの重要性と多職種連携への期待について、参加者に伝えられました。テーマを「地域を創るためのマネジメント力を養う〜地域包括ケア時代の目指すイメージを共有して:ケースメソッド的話し合いの勧め〜」とした、講演と研修(グループディスカッション)を約120分行いました。医師会長・市長・保健所長も最後まで参加され、積極的発言していただきました。「悩んでいるのは手段、目的に返れば必ず一歩踏み出せる!」を基盤に、「何のため」を共有する話し合いや考え方のトレーニングです。当初「どうしたらいいか」についつい行きがちな話し合いから、わずかな時間で、ミッションを共有することの楽しさを体験する状況へ変化していきます。この研修会の成果を確信して、日常の話し合いに活用していただくよう、強く希望して研修会を終えました。
終了後21時を過ぎての懇親会にも、多くの参加があり、興奮冷めやらぬ津のスタッフの熱意を体感させていただきました。