住民活動を支援するための行政と市民グループの連携~明和町の住民主体のサロン活動~
令和2年1月25日(土)13:30~15:30、三重県明和町中央公民館において、生活支援体制整備事業の第一回協議体セミナーが開催され、講師としてお迎えいただきました。当町としては、これまで介護予防・重症化予防等に重点を置いた活動をされており、特に住民の方々が主体的に活動されているサロンや自主グループに大きな期待を寄せておられます。しかし、「参加者が集まらない」、「役員の後継者がいない」などに対しての打開策や、これまでの活動から発想転換を図るなどなど、これからの活動を継続・発展させるために、それぞれの団体で抱えている悩みや課題を乗り越えるために、地域全体が取り組んでいかなければなりません。今回は、町内の地域で自主的に取り組まれている方々、高齢者サロン27団体およびその他自主グループ約20団体が参加されました。互いの「つながり」を大切にして、自助や互助の力の重要性を感じて活動していただくように、私の方から、元気とエールを送って欲しいいとのことでお声がかかりました。
テーマは、「元気なまちづくりはあなたが主役!!」ということで、私の講演の前に、地元で活動されている「友楽サークル」や「なかよしグループ」の活動紹介がありました。まさにやらされていない、自分たちのやりたいことを、規模の大小はともかく、楽しみながら互いの元気を引き出し合って、まさに「支え合う」地域づくりに取組まれているものでした。当地域にこのような活動が根付いている実際を見せていただいたので、自信をもって、住民へのエールを発信することができました。私の方から1時間程度お話しし、それらを受けて参加者同士が、情報交換や今後の活動展開などグループワークを行いました。講演後のグループワークはでは、「自信が持てた」「これまでやってきたことは正しかったんだ」等々、共感したという感想が多く聞かれ、“我が意を得たり”の成果を味合うことができました。終始参加されていた 世古口町長さんからも、住民がやりたいことがやれる、そして互いの力を引き出し合える「支え合い」が地域に定着するように、努めて参りたいとおっしゃっていただきました。
明和町は松阪市と伊勢市の間にある伊勢平野の町です。明治と昭和の合体した町名で、これからは「明るい令和」の町として、地域包括ケア時代をリードする、元気高齢者が地域を創る町になっていただきたいと思います。