滋賀県・大津市に学べ! まさに地域包括ケアの最先進地だ!!

   

6月16日(木)梅雨の日本列島ですが 滋賀の大津市視察で このムシムシ状態を吹き飛ばすような感動がありました。滋賀県の医療福祉アドバーザーとして度々滋賀に訪れ 新たな発見や出会いにより 私自身が元気づけられておりますが 今回の大津保健所および大津医師会視察は 思わず「すごい」と口からこぼれるほど 強いインパクトがありました。滋賀県行政のリーダーシップはピカイチであることをこれまで申し上げてきましたが その期待に市町も応えており 大津市はその筆頭格として 全国の先進モデルとして紹介するにふさわしい地域包括ケア(在宅医療介護)を推進されています。まだまだこれからではありますが 図のように ビジョンや戦略がクリアに整理され 関係者で共有され 着実に実践されていっています。この図だけで 一日中ディスカッションできるような 地域包括ケア推進のエッセンスが含まれています。特にブロック(7つ)別の多職種によるリーダー会議(リーダー:ケアマネ サブリーダー 三師会 事務局:地域包括支援センター〔市直営〕)が地域ケア会議と連動して 人材育成や市民啓発を自主的に展開している点は その成功の証として 着目に値します。

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<見えにくくてすみません>

さらに 大津市保健所にうかがってびっくり!

浜大津(琵琶湖に面した)の元商業施設に 保健所はもとより 保健センター 社会福祉協議会等入っているんですが 特にびっくりポン!なのは 大津市の医師会 歯科医師会 薬剤師会が並んで入っているんですね。なるほど行政と医師会はもちろん 三師会や関係機関間の連携がとれるはずだと 納得しきりでした。IMG_6557

滋賀県の保健師は元気が良い。乗りも良いし 有言実行!!  大津市およびそれ以外の市町の取り組みもなかなかのものですが 県のリーダーシップにおいても 市町の取り組みにおいても 保健師の存在が光ります。これまで時代の流れに保健師も いろいろ振り回されてきましたが 地域包括ケア時代の救世主として きっと絶滅危惧種「公衆衛生」を 地域から復興してくれると信じています。

大津市医師会の会長さんや担当理事の先生とも2時間近く懇談させていただきました。実践だけでなく 確かな情報収集と分析により 方針を明確に立てられています。そして「行政とパラレルに動くことを最重視」 医師会は行政と共に社会貢献機関として地域包括ケア時代を牽引する「黒子役」を担っていきたいという 医師会のスタンスと高い意識に 心から感銘しました。「地域行政と医師会の絆があってこそ 地域包括ケアが実現する」という私の「大仮説」のお手本がここにありました。私のいっていることが理想でもなく嘘でもないということが確認でき 今回の滋賀訪問も 有意義かつ心地よい旅となりました。

皆様お世話になりました。またうかがいます。

 

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