滋賀の櫃本塾 地域リーダーはここから~ケースメソッド的検討研修会~
10月6日(金) 13:30~16:30 9月22日に引き続き 第2回目の『地域包括ケアの推進に求められる地域コーディネーター』人材育成研修会が、近江八幡市総合福祉センター(ひまわり館)にて開催されました。第1回目のケースメソッド体験でのアンケートの希望を受けて、最初に選抜メンバーで、デモンストレーションを行いました。私がファシリテーターのバックアップをする形で進めることとしていましたが、既に目的志向型のメンバーからは、論点整理の段階から、核心に触れたミッション議論となり、ファシリテートの必要性がない状況となってしまいました。それを受けて、今後の検討はあえて課題解決型を演じることで、目的達成型へのファシリテートを学ぶ、“逆バージョン”を試行することになり、新しい研修の進め方が生まれることになりました。つまり、あえて課題解決型のやり取りを想定することで、落ち込み入りやすい“罠”を知り、目的志向へのかじ取りが見えてくるということです。今回を通じて、滋賀の地域包括ケア時代をマネジメントする人材が育っていることを実感しました。彼らの活躍の場を、心から期待しています。
ところで、衆議院選挙が公示されましたが、課題解決型の方法論議では、日本の将来はいったいどこへ行ってしまうのか? どの政党にも託す気がしません。せめて人柄で選ぼうかと思っていますが、日本の今の議会システムでは限界を感じます。
ケースメソッド検討体験
1.ワーク内容
【個人ワーク】
□ 論点の抽出
・ケースを読み、気になったところ、引っかかったところにマーカーで線を引く。
・その際、登場人物の気持ちになって考える。
【グループワーク】
□ 論点の整理
・個人ワークで抽出された箇所をそれぞれ挙げてもらう。
・表現が異なるだけでほぼ同一なもの、類似するものをグルーピングする。
・論点として整理し、それに基づいてグループ討議を行う。
□ ミッションの共有
・論点として整理されたものから「ミッション」を導き出す。
・この時、「何のために」をキーワードにしていく。
・この段階で手段に振り回されてはいけない。
□ 具体的にどう取り組むか
・ミッションを共有した後に「取り組むべきこと」を話し合う。
・意見が分かれた場合は、「何のために」を問いかけ、原点に返る。
・手段の決定を急ぐ必要はない。
・「ベクトルに乗せる」イメージを重視する。
2.振り返り内容
□ ファシリテーター、グループ員両者の立場を経験した感想
□ 発見したこと、気付いたこと、難しいと感じたこと、
これから必要と感じた力量、、、など
□ 櫃本先生に聞いてみたいこと