認知症は疾病管理ではなく生活支援で~第13回四国交流フォーラム in 愛媛~
11月19日に介護施設の管理者や職員が集う“四国交流フォーラム”が松山市JA会館で開催されました。この大会はH16年度より四国4県が持ち回りで介護施設間の交流・懇親を目的としてほぼ毎年開催されているとのこと。本大会は公益社団法人日本認知症グループホーム協会愛媛県支部が担当幹事になっておられるので、私の講演テーマは「地域包括ケア時代における認知症高齢者施設の役割」ということでお話をさせていただきました。JA会館のホール一杯の約150名が参加され、愛媛県支部長の村田佳乃先生のご主人である村田克敏先生に座長していただき、1時間程度でしたが、大変気持ちよく過ごさせていただきました。
以下に、このところ使用している専門職向けのレジメを添付しておりますが、これをもとに、認知症対応にアレンジして行いました。
<専門職向けレジメ>
1.課題解決⇒目的達成 困った時・行き詰った時に意識する
将来のイメージ 明るい未来が描けるか?
やらされている限り 課題解決の後追い大作戦に留まる。
やりたいことは上手くいく! 目的を明らかにして共有すること
2.地域包括ケア時代を活き抜くためには
住民主体 セルフケアマネジメントの確立
医療介護・行政が意識改革 “してあげる”からの脱却
社会的弱者のケアから元気高齢者の育成支援へ
認知症を社会的弱者の要因としない
ありがとうといわれる高齢者 健康 健康寿命とは?
自助・共助の重視 住民力・地域力を引き出すために
3.多機関多職種連携を 生活を支えるためのツールとして推進
アウトリーチの時代 地域にかかりつけネットワークを整備
地域の文化醸成 住民主体 QOL・QODを重視した 住民意識の改革
4.公衆衛生の重視
公衆衛生の本質・原点に返って
ヘルスプロモーション理念・ソーシャルキャピタル醸成・ノーマライゼーションやリハビリテーションの真意 リソース・マネジメントにより 少子高齢社会を活き抜く地域づくりへの責務がある。
5・MCCEサイクルに照らしあわせて 自らの活動を見直すとき
M:ミッション を大切に! やらされないこと!!
C:コンセンサス C:コラボレーション E:エンパワメント
内なる力を引き出すために そして自分達の力を引き出すために