妄想はやがて現実になる!~信楽中央病院妄想研究会~

   

10月11日(木)18:30~、信楽中央病院(中島院長)にて、将来の病院の在り方や目指すべき地域づくりについて、“妄想する会”が開催されました。病院のスタッフ自身が、病院経営を立て直し創造するために、課題解決型から目的達成型に考え方を切り替え、妄想をイメージし、その実現に向けた協働を推進していこうという狙いです。2月16日(金)の第一回目の会にも参加させていただきましたが、今回は妄想後どう変わっていったか、また新たな妄想についてお話が伺えることを楽しみにうかがいました。副院長の北川先生の進行のもと、友人の滋賀県庁理事の角野先生が、巧みにアジテートされ、アイデア勝負に陥らない、「住民に信頼され開かれた病院」「元気高齢者を育成支援する病院」「患者・住民をエンパワメントする病院」といった目指す方向をぶらさずに、活発な意見・提案が交わされました。赤字を減らすといった差し迫ったその場限りの対応に翻弄されることなく、住民と共に本当に必要とされる病院を創るために、彼らは真剣です。次から次へ、比較的現実的な内容と、ぶっ飛んだ妄想が報告されました。私からも、「薬を出さない薬剤師」「指導をしない栄養士」「訓練をしないセラピスト」「看護ケアをしない看護師」・・・等々、自分たちの日常業務をあえて遠ざけて、‟本当にやりたいこと“を妄想し、それをど真ん中において活動するといった、発想の転換の重要性など強調させていただきました。

何らかのアクションを妄想したとき、「その心は」と説いてみる。すると狙いが理解しあえる。真の目的志向型となり、これらを実現するためには、単独での限界を知り、協働しあえる関係づくり、つながることが大切であると強く認識するようになると思います。実現できるかどうかは、熱意(意欲)と計画性が鍵を握っていると思います。妄想がやりたいことになれば、当然実現に大きく近づきます。そして今回の妄想大会が、一過性の“ガス抜き”にならないよう、今後とも継続し、住民はもとより多くの地域資源に広がっていくことを期待しています。信楽中央病院は、自治医大卒業の医師と研修医で成り立っており、それはこの病院の強みでもあります。妄想が目指す方向として、病院スタッフはもちろん地域と共有することで、大きなエネルギーを産み出し、凄い病院になるのではないか! そう思ったのは私だけではないと確信できる会でした。

ところで、今回の大失態!! 新幹線、京都で降りるはずだったんですが・・・乗り過ごし名古屋へ、1時間遅れの参加となってしまいました。

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