看護師のアイデンティティーを発揮せよ!~福島県厚生連看護部会研修会~

   

10月20日(土)午前10時30分から、福島県郡山市のビックパレットふくしまにおいて、 第46回厚生連看護部会研修会が開催され、広く県内から、新人・ベテランを問わず150名を超える看護師の方々が参加されました。今回の企画は、JA福島厚生連塙厚生病院の青砥浩子看護部長さんが中心となって企画され、特にヘルスプロモーションの観点から、「地域包括ケアシステムのおける看護師の役割」を通じて、看護師の意識改革を図って欲しいとの依頼を受けました。生活に軸足を置いた医療がアイデンティティーの看護師が、まさに地域包括ケア時代の生活を重視した医療を実現する原動力になると確信しています。「看護が変われば医療・介護が変わる」と言い続けてきていますので、看護師さん対象の研修会は、特に気持ちが入ります。演題テーマは、『地域包括ケア時代の看護師の使命:入院前から退院支援~平成30年診療報酬同時改定のポイントから~』とさせていただきました。①看護師のアイデンティティーの理解のもと、生活に軸足を置いた医療の担い手として明確化し、退院は入院前から看護師がマネジメントするなど、看護師の権限の拡大を図ること。②医師は診断・治療を軸足においた医療を実践し、看護師との両輪で、生活を支える医療ン推進を図ること。③看護師がリーダとなって患者・家族の生活ニーズを掘り起こして、その実現に向けたベクトルに、多職種・多部門を乗せるマネジメントを担うこと。④地域生活志向型のマネジメント力を備えた看護師の育成を積極的に行うこと。⑤急性期・亜急性期・回復期・慢性期・在宅を超えて、地域全体で看護師の連携の充実強化を図ること。・・・等々、120分間にわたって熱弁いたしました。

厚生連は若月俊一先生の「住民と共に」のマインドが根づいているところです。厚生連病院において、看護師がこの使命を果たす上で、看護師自身のぶれないマインドと、ぶれさせない医師はじめ多職種との連携(統合)に心から期待しています。

ビックパレットふくしまは、来週の水曜日から開催される日本公衆衛生学会の会場でもあります。明日は東京ですが、一端松山に帰ってまたこの会場に戻るご縁を感じます。また本日20日は私の誕生日でもありました。講演終了後サプライズでお祝いいただいて大感激でした!! 皆様ありがとうございました。再会を楽しみにしております。

東京では岩室信也先生と公衆衛生を語り合いました。家族と共に迎える誕生日もいいですが、各地で暮らしている子供たちからメールや電話もらって、異郷でさりげなく誕生日を過ごすのも、‟フウテンの寅さん“気分で、やりたいことをやっている今を感じることができて、良かったです!

 

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