市長と医師会長が同じ方向を目指して協働するために~高島市行政・医師会懇談会の開催~
1月25日(金)の14:00~16:30、滋賀県の今津サンブリッジホテルにおいて、高島市医師会(前田昌彦会長)の定例会に併せて、福井正明氏(高島市長)他行政との懇談会が開催され、滋賀県の医療福祉連携アドバイザーとしてお招きをいただきました。地域包括ケアシステムを市と医師会がしっかり連携して構築していくために、前田医師会長の5年越しの希望がやっと実現したということで、会場はスタート前から、熱気が伝わり、私としても責任重大です。これを契機に医師会と市との関係が、困った時の市から医師会への協力要請ではなく、日常的に地域包括ケア時代を活き抜く地域づくりへのパートナーとして、協働展開されていくことをイメージして、スライドを使用せず、内容を絞り込んで30分程度の講演というか、未来提案をさせていただきました。
タイムスケジュールを以下に示しましたが、高島市医師会例会終了後、前田医師会長の進行により、2時間弱の報告と話し合いが行われました。
(1) 14:55~15:00 開会あいさつ(高島市医師会会長)
(2) 15:00~15:20 福井市長からプレゼン
(3) 15:20~15:50 櫃本アドバイザーからプレゼン
(4) 15:50~16:05 前田医師会長からプレゼン
(5) 16:05~16:15 角野理事からまとめ・意見
(6) 16:15~16:35 懇談会(質疑応答含む)
(7) 16:35~16:40 閉会あいさつ(高島市医師会副会長)
市長や医師会長から、取り組みの現状報告や今後の展望について報告があり、それを受けて、県の角野文彦理事から、このような会が開催されたことへの評価と、医師会と行政が手段ではなく目的を共有した協働を心から期待する旨、熱く伝えられました。この中で、医師会関係者からは、「医師会幹部だけでなく会員各々が、地域包括ケアシステムに参画しなければならない。そのために医師会内で積極的に協議していかなければならない。」といった前向きな発言もありました。福井市長から、今回の懇談でハッと気づかせられたこともあり、原点に立ち返って考えてみたいという、新たな展開へのコメントもありました。私は夜の彦根の研修会に参加するために、懇親会には参加せず、会場を後にしたのですが、懇親会もきっと盛り上がったことと確信しております。
この日は松山から大阪空港経由で、新快速で琵琶湖の西海岸沿いを走って、近江今津駅に参りましたが、街中には雪はないものの周辺の山々は雪に包まれていました。翌日は日本全国寒波のために、TV放送で高島地域が一面真っ白になっている光景を見ました。今津駅から今度は琵琶湖の北回りで彦根に向かい、研修会終了後大阪空港にたどり着くといった、琵琶湖一周の旅を、寒波襲来前日に楽しむことができました。