クリニックマガジン連載
昨日、CLINIC magazine(令和2年7月号)が届きました。薬業・医療・健康情報総合出版社ドラッグマガジングループが出版している月刊誌です。2018年の4月号から、「地域包括ケア時代の語り部 櫃本真聿の“2025年への伝言”」を連載させていただいて、今回で第28回となりました。
きっかけは、池上恭子氏(株式会社クリニックマガジン編集局 編集部)との出会いでした。私の講演を聞いていただいたことをきっかけに、ブログ(櫃本真聿.COM)をフォローしていただいて、当雑誌への寄稿の依頼をいただきました。 池上さんからは、「ブログの延長線上で、気軽に思ったことを書いてください。」「字数制限はありますが、あまり気にせず、また2025年となっていますが(それでも長い?!)、いつまでも続く限りお願いします」と言われ、すっかりエンパワーされました。池上さんの強力なバックアップをいただきながら、まだまだ続けれそう!!と、楽しんで書かせていただいています。感謝・感謝!!
これまでのテーマと一部その“さわり”の部分を、以下に紹介しています。 読んでみたいというテーマがあればうれしいですが いかがでしょうか?
<2018年度>
4月 地域包括ケアと公衆衛生・・・医師法第1条には、医師の役割が「医師は医療および保健指導を掌ることによって公衆衛生の向上および増進に寄与し、もって国民の健康な生活を確保するものとする」と明記されています。医師だけでなく、歯科医師法・薬剤師法・保助看法など、医療関係者の大部分に、同様に明記されていることをご存じでしょうか? このところの診療報酬改定は、医療者の原点に返った大改革へ踏み入れたと私は受け止めています
5月 健康とは何か・・・「健康とは?」と尋ねられて、あなたは速やかに
かつ的確に答えられますか? 誰もが知る極めてポピュラーな言葉ですが、説明するとなるとあいまいであり、人それぞれ解釈が少なからず異なることがわかります。
6月 目前の課題に翻弄されない!~課題解決型から目的達成型へ~・・私は何かを始める時もしくは止める時、また悩んだり行き詰ったりした折は、必ず目的に返って考えるようにしています。「悩んでいるのは手段であっ
て、目的で悩んでいる人はいない。目的に立ち返ることができれば、必ず一歩踏み出せる」というのが、私のモットーだからです
7月 医療・介護は重要なインフラ・・・サスティナビリティが強調される中、果たして現実的に可能なのか─国が出した答えの1つが地域包括ケアシステムであり、それを手段ではなく理念に据えた大改革なのです。医療・介護費の抑制といった帳尻合わせではなく、少子高齢社会の日本の将来をどう創っていくか、社会保障制度の在り方を模索する、わが国の存亡をかけた一大チャレンジなのです。
8月 医療崩壊からの脱却を図るために・・・日本の状況しか知らないと、日本の医療体制が当たり前(常識)だと受け止められがちですが、海外からは、日本の病院は世界基準から大きくかけ離れているとみられています。その状況を“特徴”とみるか“格差”とみるか、一概に良し悪しは判断できませんが、医療にかかりやすい安心感が、一方で医療(制度)の限界を踏まえないまま、住民の過剰依存体質を導いてしまったことは否めないでしょう。
以下は項目だけで失礼いたします。
9月 全国行脚による布教 ?! 活動
10月 地域包括ケア時代の地域をつくる~目指すべきイメージを妄想する~
11月 生活に戻すための医療〜医療を生活資源に〜
12月 看護師のアイデンティティーを活か〜生活に戻すためのマネジメント〜
1月 その人らしい人生を支えるために〜 ACP(Advance Care Planning)の活用〜
2月 地域包括ケア時代の薬局・薬剤師との連携~地域の健康拠点づくり~
3月 住民の意識醸成へのかかわり~地域包括ケア時代を生き抜くために~
<2109年度>
4月 人生を切り替えるタイミング~医師こそ元気高齢者を目指せ!~
5月 リスク管理とマネジメント~ゴルフコーチとマネジメントについて考える~
6月 「ありがとう!」のキャッチボールから地域包括ケア時代をつくる
7月 高齢者をワクワクさせてよ!
8月 地域包括ケア時代の行政プラン~滋賀県基本構想①~
9月 地域包括ケア時代の行政プラン~滋賀県基本構想②~
10月 地域包括ケア時代の働き方改革~ドイツから学ぶ~
11月 アロマテラピーによるセルフケアの推進
12月 ハワイから地域包括ケアを考える
1月 地域包括ケアの1丁目1番地!~薬剤師が「認知症対策」をけん引する~
2月 地域包括ケア時代の健診を考える〜0次予防の勧め〜
3月 地域包括ケア時代の結核対策
<2020年度>
4月 私の活動の原点にある「何のため?」
5月 ケースメソッド的検討の勧め
6月 2020 年度診療報酬改定の基本方針から
7月 かかりつけ医・かかりつけ薬剤師による社会的処方~フレイル予防対策から~
今後の予定ですが 8月は「地域包括ケアシステムと緊急時の対策〜救急医療・災害対応等〜」を掲載する予定です。COVIT-19のお陰で、地域包括ケア時代の語り部としては、ますます全国発信していきたいことが膨らんできています。このブログやクリニックマガジン(もし目に触れることがあれば・・・)等 どうかよろしくお願いいたします。