愛媛県鍼灸マッサージ師と共に ~東洋医学の真髄 住民のセルフケア力向上への挑戦~
8月24日(木)19時半から、愛媛県視聴覚福祉センターにて、愛媛県鍼灸マッサージ師会主催のセミナーが開催されました。ハイブリッド形式で行われ、会場にも薬20名の参加者があり、開始前から熱気にあふれていました。
直接的な狙いは会員のスキルアップであり、今後継続的に全体もしくは希望者(応募者)を対象としたセミナーを企画・継続する予定です。今回は、そのキックオフセミナーといった位置づけです。
そして本来の目的(目指すところ)はさらに大きく、鍼灸マッサージ師の活動を通じて、東洋医学の真髄を実現するということ。疾病管理を重視した西洋医学とは異なるアプローチを意識して、東洋医学のそもそも持っている「セルフケア力のへのエンパワメント(内なる力を引き出す)」を発揮することで、住民が主体的に自分らしい生き方を実現できるよう、まさに「かかりつけ」として「寄り添い」支援していくことです。
東洋医学では、人の心身を構成する根本的な要素は「気・血・水」
「気」はエネルギー、「血」はカラダの中を流れる赤い液体(血液)、「水」はカラダの中を流れる血以外の液体をさし、この3つの要素のバランスが崩れるとカラダに不調が起きるということを大前提にしています。まさに「病は気から」であり、メンタル面のコントロールを、価格的根拠に基づいた「施術」と合わせて行うことが、鍼灸マッサージ師の本来です。そのためには、傾聴力を磨き、住民が無意識に振り回されていることに気づき、意識的に無意識をコントロールできる(まさにセルフケア)ように、信頼関係を築きながら寄り添っていくことが大切です。
当会の前会長浦川先生とは、概ね30年来のお付き合いになります。彼を代表とした、これからの鍼灸マッサージ師の在り方模索し、さらなる発展を目指している人との出会いは、私自身も心を揺さぶられ(ムービング)ています。これまで当会の顧問として関わらせていただいて、いよいよ本丸を目指す活動に展開することになったことを、心から嬉しく感謝しております。当会と同じ方向を共有して、互いに刺激しながら取組んでいきたいと思います。