生活に戻すための急性期病院のマネジメント~病院長の肝入り:岐阜県総合医療センター~
8月24日(金)18:00~、岐阜県総合医療センター(滝谷博志理事長・院長)において、入退院支援講演会が開催され、講師としてお招きいただきました。岐阜県と言えば、岐阜大学医学部の堀川幸雄先生との関係で、これまで何度か講演の機会をいただきました。その出会いをきっかけに、岐阜県との関係性が広がっています。当院は、愛媛大学病院の総合診療サポートセンターをモデルに、平成33年度に入退院センターの設立を目指して準備を進めておられます。入退院センターが、第一に患者にとって良質な退院支援のシステムであるか、第二にスタッフのためになるかを検討し、その構築と活用を図ることは、滝谷院長の肝入りで、当院にとって大きな目標となっているとのこと。 “生活に戻すためのチーム医療”のためには「入院前からの退院支援」がキーワードであり、病院全体で入退院センターを構築することが大切であることを、病院スタッフや関係機関にお伝えする使命をいただき、責任の重大性を感じながらうかがいました。
会場には当院の医師・看護師・事務職をはじめ院外からも多職種が約150名参加され、講演スタート前から熱気に溢れていました。この部門のリーダである杉原潤一副院長に座長をしていただき、地域を代表する高度急性期医療を担う中核病院が、自ら地域包括ケア時代の病院の在り方を模索し、率先して地域を牽引することの重要性を含め、90分ノンストップで、同志として思いのたけを熱弁して参りました。
講演終了後は、囲む会まで開催していただき、講演の感想やこれからの決意表明?!も聞かせていただきました。田中さとみ氏(外来師長)や武山修氏(相談室長)はじめ、多くの熱い人たちの存在を肌で感じることも、講師冥利に尽きる素晴らしい時間です。堀川先生も駆けつけていただきましたが、ますます岐阜県のリーダーとして活躍されることを期待し、また先生のお陰で岐阜県との関係性が強くなったことに心から感謝申し上げる次第です。