住民に「ありがとう!」と言える地域包括ケア推進の担い手に!~日野町多職種連携研修会~

   

10月26日(木)18:00~、滋賀県日野町の多職種連携研修会に、滋賀県医療福祉推進アドバイザー活動の一環としてうかがいました。日野町には今回で4回目ですが、町内の特に介護福祉施設の職員や行政職員など、100名近い方々がお集まりいただきました。2週間前に日野町の住民を対象に、社会福祉協議会主催の「ちいきふくし講座」にうかがい、住民の熱い思いを肌で感じることができました。その延長として、職場環境として厳しいと言われている、介護福祉関係施設において、必死にモチベーションを保って頑張っておられる皆さんに、エールを送りたいとの思いでうかがいました。特に課題解決型から目的達成型へのマインドの切り替え、つまり「やらされ感覚」からの脱却と、元気高齢者を育成支援するという専門職の目的共有と、住民の健康文化を醸成するためのアウトリーチの大切さ等について、約90分間お話しいたしました。住民の非日常の困りごとをニーズとして捉えるのではなく、元気な住民が発している日常的なニーズを把握して、住民がその人らしく生き活躍できるよう、当町がどんなまちになればいいか、行政と専門職が信頼関係を築いて、その実現に向かって協働することが重要です。住民力・地域力を引き出すために、ありがとうと言われることで満足せず、むしろありがとうと住民に言えることを誇りにする、日野町の介護福祉マインドが広がることを期待しています。

私の使命の一つは、全角各様の“多職種連携のプラットホーム”を築くことで、地域包括ケアを推進する基盤を創る支援をすることですが、日野町モデルとして、その構築に向けた取組みを期待しています。

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