人権から考える元気高齢者を生み出す地域主体の活動~東桜谷地区おしゃべり会~
7月14日 (日)10:00から、滋賀県日野町の東桜谷公民館ホールにおいて、日野町人権啓発推進連絡協議会主催の「人権委員交流研修会」が開催され、滋賀県のアドバイザー活動の一環として、講演にうかがいました。アドバイザー活動では、時々地方にうかがい直接住民活動にふれあいます。一期一会ではないですが、このような機会に心から感謝して、地域との一体感を楽しんでいます。
講演に先立ち、東桜谷地区おしゃべり会活動発表などの報告がありました。東桜谷地域では、平成29年5月に町社会福祉協議会の「地域づくり・まちづくり」モデル事業としての指定を受け、地区社会福祉協議会や地区人権啓発推進協議会を中心に、先進地を視察したり、講演会を開催したり、報告や話し合いをしたりして、より良い地域づくりの方策を、地域主体で考えてこられています。特に地域の課題を感じ、意欲を持った任意のメンバーが集まり、「おしゃべり会」として、何回も話し合いを重ねてこられました。このたび、移動支援や食事会など、それぞれに課題意識を持った任意のメンバーが集まり、新たに、「東桜谷おしゃべり会」として、発足することになり、「ふれ愛・ささえ愛・つなぎ愛」という愛のある地域づくりを進めるため、ここに新たな一歩を踏み出したとのことです。
私に与えられたテーマは、「元気高齢者を生み出す地域づくり」ですが、おしゃべり会の活動など地域の主体的な活動へのエールも込めて、地域包括ケア時代の真意や、やりたいことをやりぬく元気高齢者こそが地域を創ることを繰り返し強調して、10:20~概ね100分間にわたって、スライドなしのトークショーをさせていただきました。参加者の笑顔にエンパワーされながら、私としても講師冥利に尽きる楽しい時間を過ごさせていただきました。
各市町村が地域包括ケア時代を活き抜くために、主体的な取り組みを進めています。滋賀県でのアドバイザー活動は4年目ですが、今後はさらに計画性をもって評価ができるような活動へと、支援して参りたいと思います。