患者のパフォーマンスを引き出すために ~令和5年和歌山看護協会ファーストレベル研修~
7月14日(金)、毎年の恒例行事となっている和歌山でのこのセミナー、私の活動の中でも、10年を超える最も長く続いているセミナーだけに思い入れも大きいですね。
会場は、和歌山県海南市にある看護協会の研修センターです。海南市駅から約3キロの道のりですが、高台に位置するだけに、やや歩いていくには躊躇しがちですが、今回も炎天下にもかかわらず、約40分かけて歩いて到着しました。お陰でシャワーを浴びたような汗まみれとなりましたが、これも恒例となっており、今年も登り切ったという達成感から、丸一日のセミナーを心地よくスタートさせることができました。
セミナーは前半の講演と後半のケースメソッド的グループディスカッションの2部形式スタイルで、スタート時から基本的には変わりません。講演を通して、生活に軸足を置いた医療ケアがアイデンンティティーである看護師の、今後目指す方向性・理念を多方面から考え、研修生の腑に落ちるよう熱弁を振るいます。この3時間で、概ね声がかれてくるのですが、今回もやはりそうでした。
午後からは、どうするかではなく、「何のために」を意識して、目目的志向・達成型のチームをけん引するためのマネジメント力向上を狙いに、実際にグループディスカッションを運営しながら体験していただきます。長丁場だけに、いかに楽しんで取組んでいただけるかが重要ですので、私としても気合が入ります。
今回は働き方改革・健康経営や医療DXなどをトピックスにしましたが、いつもと同様、公衆衛生・ヘルスプロモーション理念を基盤に置いた「地域包括ケア時代の語り部」の役割を果たすことができました。6時間に及ぶセミナーですが、それを終えた後、昨年よりもパワーアップしている自分を実感することができれば、疲れは吹っ飛びます。「また来年!!」と、自分自身にもエールを送って、明日の大阪での仕事に向かいました。