生活に戻すための医療連携~2016年度日本医療マネジメント学会医療連携分科会セミナー~

   

2月18日(土)10:30~16:00 文京区千駄木の日本医科大学講堂において 上記セミナーが開催されました。厚生労働省保健局長 鈴木康裕氏自らが「平成30年医療・介護同時改定」といったテーマで話されるということもあって 会場には医師・看護師・MSW・事務職他 また当学会が自ら養成している“医療福祉連携士”の方々が 約200名(50名ほど断ったそうです) 会場満杯の参加がありました。

このプログラムのように 局長に続いて 基調講演2として約一時間 「生活に戻すための多職種連携~元気高齢者を育成支援する地域づくり~」をテーマにお話しをさせていただきました。医療マネジメント学会はそもそも 現国際医療福祉大学の武藤正樹教授と現日本看護協会の坂本スガ会長らが20年ほど前に立ち上げられたもので いまや10000万人に手が届くマンモス学会となりました。私が愛媛大学病院の医療福祉支援センターに就いた時 その当時長野の病院おられた武藤先生を訪ねたことを懐かしく思い出します。地域連携分科会も17年目であり 今回も武藤先生中心に企画され 今年は私を呼んでくださいました。“地域包括ケア時代の語り部”としてこの一年走って来ましたので この会にお招きただくことは 評価していただいた証として大変光栄に持っています。

地元愛媛の地域包括ケア時代の若手リーダー HITO病院の石川賀代先生はじめ 福岡の飯塚病院の増本陽秀院長 会場となった日本医科大学の附属病院の鈴木智恵子副院長・看護部長 そして医療福祉連携士会の代表世話人をされている中村起也先生各々から 30分程度の講演をうかがったのち 私も参加してパネルディスカッションが行われました。会場からはたくさんの質問があり 特に石川院長には質問攻め状況で 医療者の生活に戻すための医療へのパラダイムシフトや 元気高齢者を育成支援するための病院や医療福祉連携士等多職種のアウトリーチの在り方など 活発な意見交換がなされました。多くの方と名刺交換し あっという間に名刺フォルダーは空になってしまい また来年度講演依頼もたくさんいただき うれしい悲鳴ですが まだまだ走らないといけないと実感した次第です。

今年の日本医療マネジメント学会は7月7・8日 仙台市(国際センター)で開催です。総会長の仙台医療センターの田所慶一先生からメッセージがありました。

 

 

 - その他