地域包括ケア時代の王道医療をぶれずに進む~ヴォーリズ記念病院100周年記念式典~

   

5月27日(日)10:00~、ヴォーリズ記念病院(周防正史院長)の100周年をお祝いする会が 近江八幡市のホテルニューオオミにおいて、病院職員や法人関係者に加えて 三日月大造知事や小西理市長をはじめ滋賀大学院長や公的医療機関・医師会幹部らの来賓など約200名の参加のもと盛大に開かれました。

今から丁度100年前1918年5月25日に まさに日本において猛威を振るい 抗生物質の様な治療法もない中で 若者たちの命を次々と奪っていった“結核”を 何とかしたいとの思いから ウィリアム・メレル・ヴォーリズ氏が 神:キリストの命を受けて、近江八幡市に病院を創立されました。その後 結核対策から一般疾病へそして生活支援へと拡大・転換され ホスピス緩和ケアにも力を注いでこられました。この一世紀 ヴォーリズの精神を継承しながら「地域医療の予防から終末期まで住民が安心して暮らせる地域社会の実現に寄与する」という理念にぶれることなく まさに地域包括ケアシステムの先取的活躍を果たしてこられました。2012年4月には 当病院を運営する近江兄弟社(三ツ浪健一理事長)公益財団法人に認定され 本部事務局・ヴォーリズ記念病院・在宅サービス部門・ヴォーリズ老健センターの4事業所を展開されながら 近江八幡市中北部「地域包括支援センター」の運営や 看護小規模多機能型居宅介護「友愛の家ヴォーリズ」等 地域に根づいた活動を推進されています。

大変光栄なことに 100年の記念の式典で 私に地域包括ケア時代の病院の在り方についてお話しする機会をいただきました。ヴォーリズ記念病院の まさに患者・住民主役の“王道”の医療の展開に 敬意を表しながら 今後への更なる期待を込めて 約60分間熱弁させていただきました。

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