元気高齢者がいなべを創る~第4回いなべ医療・介護フェスタ~

      2019/02/22

2月16日(土)12:00~16:00、いなべ医療・介護フェスタが北勢市民会館(さくらホール)にて盛大に開催され、講師としてお招きいただきました。いなべ市とは、元気づくりシステムの大平学長や大澤副学長、またいなべ市の日沖靖市長や伊藤俊樹福祉部次長、岡保健師、そして当地域を所管する保健所の長坂所長他多くの方々と、お付き合いをさせていただいています。今回の企画も半年以上前からご相談があり、楽しみにしておりました。

いなべ市は在宅医療を、医療や介護に安心して頼れる(依存する)「安心・安全」体制の構築?!ではなく、健康づくり・セルフケアの観点から、住民をエンパワーすることに狙いを置いて、多機関・多職種連携など地域づくりを進めてこられており、地域包括ケア時代の全国的なモデルになっています。

今回のフェスタでは、「元気づくりいなべ」をはじめ地域の医療福祉関連の多機関・多職種がそれぞれ手弁当で参画し、各種相談コーナーや展示ブースなどを設置して、500名を上回るいなべ市や東員町住民の参加がありました。13:00~15:00の間には、第一部の演劇と第二部の講演が組み込まれています。演劇は『ここまで進んだいなべ地域の在宅療養支援』~人生の終わりまで、あなたは、どのように過ごしたいですか~をテーマに『福さんが選んだ在宅療養 ときどき入院・ほぼ在宅』が、いなべ地域の医療・介護専門職によるキャスティングで行われました。いなべ地域のあるご家庭のお話をもとに、いなべ地域が目指す在宅療養の姿を芝居形式で表現。地域の医療・介護サービスを活用し、ときどき入院をしながら、住み慣れた自宅で穏やかに最期を迎えられるため、 また自分らしい生活を実現するために、何が必要かでどこまでできるかといった中身でした。かかりつけのお医者さんや歯医者さん、馴染みの薬局の先生らが、名演技を披露されていました。

引き続いて13:40~15:00の第2部の講演会は、私の出番です。『元気高齢者がいなべを創る~ありがとうと言われて自分らしく生きるために~』をテーマに、人は“してあげる世界”に浸かると “べったり医療・べったり介護”になる。長生きになった時代、最期の過ごし方や残りの人生の目的が『病気を治すため』で良いのか?高齢者はそれを望んでいるのか?「ときどき医療・ときどき介護」で、医療にかかっても大丈夫!自分らしく生き、“社会に役立ちたい”と考える高齢者を増やすことが重要など、楽しくお話をさせていただきました。

会終了後には、もう長い付き合いとなったいなべの行政や医療介護関係者との慰労会が行われ、それぞれの意気込み・やる気をうかがうことができて、楽しく有意義な時間を過ごすことができました。

フェスタ終了後には、関係者が集まって意見交換会が行われ、その余韻をつないで大慰労会に向かいました。明日は松本市。全国行脚の日々は続きます。

 

 - その他