働き方改革に挑む「健康経営」の先取り~松山富士通コミニュケーションサービス第180回安全衛生委員会~

   

10月16日(水)15:00~、富士通コミュニケーションサービス株式会社・松山サポートセンター(FUJITSU COMMUNICATION SERVICES LIMITED:CSL)の、第180回安全衛生委員会記念イベントが、松山市一番町サポートセンター(グランディア一番町ビル)において開催されました。産業医である私の役割は、「やりたいことは上手くいく!」をテーマとした約40分の記念講演です。ストレス者つまり「上手くいっていない方」の相談に乗っている一方で、FM愛媛や学会・研究会などで「上手くいっている方」の両方の話を聞く今の立場から、私自身が痛感している、上手くいかない要因・上手くいく要因などを取り混ぜて、課題解決ではなく目標達成をイメージして、日々やらされることなく、自ら取り組む姿勢の重要性を、メンタルヘルスの観点からお話しさせていただきました。高安全衛生委員会のメンバーはもとより、社員の参加もいただき、パワポなしの口演を、楽しくさせていただきました。

当社はコンタクトセンターやITサポートのアウトソーシングを提供する富士通グループのサービス専業会社です。1994年12月に、コーポレイトソフトウエアの社名で設立され、2006年8月に現社名に変更になりました。全国には十数か所のセンターやオフィスがあり、松山は、東京・仙台に続いて、3番目のサポートセンターとして、2003年6月に設置されました。当初、ITが急速進化しつつある時期で、県下全域から優秀な人材が集まり、「時代の長」的な紹介を受けていたことを記憶しています。そのころ私は、県庁から大学勤務に移行して、労働衛生コンサルタントであることから、大学の法人化に伴う安全衛生体制の構築推進にための特別部会長を仰せつかっておりました、そのため、どこか企業でも、産業保健活動をしたいと思っておりました。2005年に当社の産業医に就任し、はや15年が経過しました。当社の専属保健師である富永さんとも、13年近いお付き合いとなり、1~2回/月の勤務体制ではありますが、職員の方々とも、仲良く和気あいあいと、産業保健活動に関わらせていただいています。産業保健と労務管理との連携が良くとれており、いわゆる「健康経営」に積極的に取り組まれています。180回目を迎えた安全衛生委員会では、働き方改革を前向きにとらえて、より良い職場環境づくりに向けた、主体的かつ活発な話し合いがお行われています。毎月、私のスケジュールに合わせて開催していただくのですが、参会議を毎回感じさせてくれる運営にまで発展しています。200回300回と、時代を先取りして(法の順守ではなく)、益々発展していくことを心から期待しています。

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