TMSC(総合診療サポートセンター)へのこれからにエール〜第20回愛大ネットワーク研究会〜

      2019/10/28

10月26日(土)14:30~17:00、愛媛大学医学部キャンパス内 創立40周年記念講堂において、第20回愛媛大学病院ネットワーク研究会が開催されました。いうまでもなく私の前職である、愛媛大学病院総合診療サポートセンター(TMSC)主催の、院内はもとより県内の医療介護や行政関係者を対象とした、毎年恒例の公開イベントです。会場には、県下医療機関の院長はじめ関係者、地域連携分野の看護師やMSW、ケアマネ等在宅医療介護関係者や地域包括センターや行政の方々等々、170名余りの方が参加されていました。

オープニングは、総合診療サポートセンター 副センター長 廣岡 昌史氏から『愛媛大学病院地域医療連携ネットワークシステム「 HIMEネット」について』情報提供がありました。「まだこれから」とのコメントもありましたが、私が在職時代実現できなかったプロジェクトが、稼働し出したことに感無量でした。その後基調講演として、 私から、『地域包括ケア時代の医療連携~元気高齢者を育む地域づくり~』というテーマで約60分、このところパワポなしの口演のみの機会が増えていますが、今回もあえて、エンターテイメントを意識して、ハンドマイクで舞台を動きながら、お話しさせていただきました。TMSC開設当時を思い出しながら、今後を展望するなかで、地域包括ケア時代の医療の在り方、特に暮らしを重視した急性期医療の大転換の必要性について、古巣に返った勢いもあって、TMSCへの期待をいっぱい込めて、熱弁させていただきました。

その後、「鼎談」ということで、テーマを『生活に戻すための医療とは』に設定して、坂本看護師長の進行のもと、私の後を引きついていただいた日浅陽一氏(TMSCセンター長 教授)と﨑田智美氏(TMSC副センター長 副看護部長)と私の3人で、舞台の上でディスカッションさせていただきました。愛大病院のリーダーでもある二人の熱い思いをうかがい、さらに会場からも、積極的かつ暖かいご意見やご質問をいただき、今回の研究会の盛会やTMSCの未来を、肌で感じることができました。

夜には、TMSCの仲間が、私の誕生日祝いも兼ねて、「囲む会」を開催してくれました。古巣での講演の機会をいただいて、ややいつもと違う緊張感を味合うことができて、昼夜とも楽しい時間を過ごしました。愛媛大学病院およびTMSCのますますの活躍を祈念しています。皆様ありがとうございました。

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