保健師が地域包括ケア時代を牽引する やりたいことは上手くいく!!〜阪神ブロック保健師研修会〜

   

12月25日(水)13:00~15:30、芦屋市保健センターにおいて、阪神ブロック保健師研修会が開催され、講師としてお招きいただきました。阪神ブロックは、兵庫県の伊丹市,宝塚市,三田市,川西市,猪名川町,芦屋市の保健師さんで構成されています。当ブロックの市町保健師協議会の田中佐代子保健師さんが、5年近く前に私の研修会に参加されたことがきっかけとのことでしたので、5年越しのリクエストの期待を裏切らないよう、気合を入れて臨みました。特に保健師にエールを送ってほしいとの依頼でしたので、テーマを「やりたいことは上手くいく!! 地域包括ケア時代を牽引する保健師」といたしました。地域包括ケア時代は、ヘルスプロモーション理念(公衆衛生)が活かされることが不可欠だと思っています。ヘルスプロモーションは保健師の活動理念です、三段論法でいけば、地域包括ケア時代は、保健師が活躍することが不可欠です。しかし保健師の置かれている現状は、疾病管理ケアの個別の後追い対応や、事務的な処理に追われるありさまで、ヘルスプロモーション推進の地域リーダーとしてのポジションが与えられていません。それが地域づくりを妨げている、大きな要因であることに気づいていない自治体も少なくなく、保健師自身も、自分の果たすべき役割・使命を見失っている状況が否めません。今こそ大転換の時ですから、保健師本来の機能が発揮される環境づくりを、保健師自身から発信し実践していけるよう、しっかりとエールを送ってきました。

従来保健師がいかに地域づくりに取り組んできたか!そして老人保健法によって、疾病予防の事務兼相談・指導に追いやられてきたか!健康日本21で復活した地域づくりが再びメタボ対策につぶされ、そして地域包括ケアという、地域づくりのチャンスがようやく訪れた!などの時代背景から始まり、その人らしい生き方をエンパワーするセルフケアの推進や地域づくりの重要性へ、ヘルスプロモーションど真ん中の話をさせていただきました。120分間、このところ恒例となりました、スライドを使わず、マイク一本でノンストップ口演いたしました。終了後の保健師さんのまさに共感を得たという笑顔に、私自身がエンパワーされました。ありがとうございました!!

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