地域の基幹病院が生活を支える“かかりつけネットワーク”と協働する~地域医療を考える会in南予~
11月29日(木)19:00~21:00、愛媛県宇和島市の「JAえひめ南」を会場に、「地域医療を考える会in南予」が開催され、特別講演の講師としてお招きいただきました。愛媛県南予地域にあります宇和島医療圏の基幹病院(市立宇和島病院、JCHO宇和島病院、宇和島徳洲会病院)とそのエリアの開業医、その他当地域の医療・介護・行政関係者を対象とした会です。前回は『地域包括ケア』をテーマに開催され、今回の当番施設は市立宇和島病院で、アステラス製薬株式会社との共催のもと、医師はじめ多機関多職種が約100名参集されました。今回のテーマは、『宇和島医療圏における地域医療への貢献』です。梶原伸介氏(市立宇和島病院長)が総合座長をされ、私の紹介をはじめ、会全体を運営していただきました。3病院それぞれの地域連携室の看護師やMSWらによる「退院支援」を共通テーマとした一般演題(10分×3)に始まり、愛媛大学糖尿病内科学の川村良一先生の糖尿病治療の注意点についての講演(30分)、その後私の講演という順番でした。私の演題は『「地域包括ケア時代」生活に戻すための多機関・多職種連携~入院前から退院支援~』としました。当エリアの開業医の高齢化・縮小化が進む中、基幹病院が積極的関わることにより、生活を支える地域の多機関・多職種連携ネットワークが活性化され、当地域の生活に戻す体制が構築されることを期待して、お話させていただきました。愛媛県南予地域は20代後半から30代を過ごした、私の公衆衛生活動の原点地域です。60分弱の時間を精一杯活用して、愛媛でも一番少子高齢化が進んでいる先進地へ、エールを送って参りました。会場からも、熱意が伝わるご質問や共感の声をたくさんいただき、私自身もエンパワーされました。ありがとうございました!! その日の夜は、愛すべき先輩の梶原先生に夕食をごちそうになり、駅に隣接した「ホテルクレメント宇和島」に宿泊し、明日からのエネルギーを蓄えることができました。