元気高齢者の育成支援のために~「第17回介護保険推進全国サミットinおかやま」~

   

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平成28年10月20・21日の2日間 岡山市において「第17回介護保険推進全国サミットinおかやま」が開催されました。このサミットは 介護保険制度が施行された平成12年度 鳥取県西伯町(現南部町)を皮切りに毎年開催され 全国の医療・介護・福祉従事者 行政職員 住民等が集い 広範な議論を交わす機会として定着化しています。

今回のサミットでは「最後まで生活者として暮らし続けることのできる地域“おかやま”を目指して」をテーマに 当市や全国各地の先進事例の報告 有識者によるパネルディスカッションなどを行い 誰もがいつまでも住み慣れた地域で元気に過ごせるまちづくりのため これからの介護保険サービスや地域包括ケアのあり方を全国に発信していきたいとのことです。主催の岡山市でも 2年前から準備に取り掛かり 1年前には 私も参加しましたがプレサミットを開催するなど この会の成功に力を注いで来られました。20・21日の二日間ですが いずれも1500人近い参加があり メイン会場の岡山シンフォニー会館の大ホールは満員でした。

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私は第1分科会「在宅医療・介護の連携推進~疾病を抱えても、住み慣れた生活の場で自分らしい生活を続けるために~」(コーディネータ増田雅暢教授(岡山県立大学大学院))のパネリストとして 『地域包括ケア時代』急性期医療が変わらなければ~生活を分断しない医療・介護 元気高齢者を生み出す地域づくり~をテーマに お話しさせていただきました。

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急性期医療や施設介護に依存した医療介護(専門職)側や住民の意識改革と 住民(患者)力や地域力のエンパワメントを狙いとした地域づくりの大切さについて 公衆衛生(ヘルスプロモーション)の観点から そして急性期病院改革の立場から強調させていただきました。パネリストとして 山崎章郎氏(在宅療養支援診療所ケアタウン小平クリニック院長) 秋山正子氏(株式会社ケアーズ白十字訪問看護ステーション総括所長) 鈴木健彦氏(厚生労働省老健局老人保健課長)とともに 2時間の分科会でしたが あっという間に終了した感がありました。この会のまとめについては また別途紹介したいと思います。

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私の高校の同級生である 介護保険制度の産みの親 山崎史郎氏(まち・ひと・しごと創生本部創生統括官) また地域包括ケア時代の地域づくりの提唱者 辻哲夫氏(東京大学高齢社会総合研究機構特任教授)にもお会いできる素晴らしい場所でもありました。

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