行政や社協マンが地域力を引き出すためのマネジメント力を養う~志摩市・鳥羽市職員合同研修会~

   

11月15日(金)18:30~20:10、志摩市社会福祉協議会のかがやき会館で、志摩市と鳥羽市の保健福祉部局の行政や社会福祉協議会の職員約60名を対象とした研修会が開催され、三重県の医療介護連携アドバイザーとしてうかがいました。何度もご紹介していますが、当アドバイザー事業の仕掛人である中村先生(三重県医師会常任理事)の地元での企画です。地元からは、①地域の会議で、課題はたくさん出るが、どうしていけばいいかといった具体的な解決策についてはあまり出ない。②課題を行政や制度だけで解決しようとする傾向がある。③行政職員の多くは、目標設定や目標に向けた計画立案の経験が少なく、苦手であるなど、課題があるとのことで、今後の期待として、①行政、社協職員が自助、互助の重要性を再認識する。②その上でめざすべき志摩市の姿を明確にし、新たな地域活動を生み出すなどを挙げられています。それを受けての研修会です。

テーマは、「目的志向型のまちづくり~ケースメソッド的検討の勧め~」ということで、狙いは課題解決型に翻弄されている現場を、目的志向型へ意識変革を図る人材の育成です。地域の目指す方向をしっかりイメージして、住民主体の地域づくりに向けて協働することが、地域包括ケアシステムの実現に不可欠です。地域をマネジメントする立場にある彼らが、ミッションを明らかにして、それを共有して、その実現のためのベクトルを意識して協働することで、住民力や地域力を引き出す(エンパワー)・・・要はMCCEプロセスの重要性や活用について、講義だけでなく、実際に地元で困っている事例をディスカッションすることで、それぞれの府に落としていただくことが狙いです。100分程度でしたが、参加者の真剣な眼差しを感じながらの有意義な時間が過ごせました。

 

 

 

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