元気高齢者が地域を創る～第57回滋賀県老人クラブ大会～
11月21日（水）、米原市にある滋賀県立文化産業交流会館において、第57回滋賀県老人クラブ大会が、約700名参加のもと盛大に開催されました。午前10時から始まったセレモニーには、滋賀県知事や県議会議長、米原市長他来賓が祝辞を述べられ、功労者のへの表彰が行われました。
13:00からは、恒例の講演会とのことで、今回は私にお声がかかりました。「地域包括ケア時代～元気高齢者が地域を創る～」と題して約90分間、プレゼンスライド無しで、舞台を左右に動きながら、会場と一体感を保ちながら、お話をさせていただきました。滋賀県各地からそれぞれの地域のリーダーが集まる会ですので、やらされている方はいらっしゃいません。居眠りどころか、始まって間もなくから、「考えているぞ！」「やりたいことをやっていきたい！」といった意志表示が伝わる、鋭い視線を私に送り続けていただきました。医療・介護・行政等関係者を対象とした講演会においても、同様の視線を感じることはありますが、今回の数百名からの「やる気」ビームは、これまでに勝るとも劣らない強烈なものでした。私の一元一挙に、うなずいたり声をかけたりしていただき、講師として最高の環境の中で、本音トークができました。講演終了後速やかに帰路についたのですが、「今日は良かったなー！」と、車中安らかな気持ちで満たされたのは久しぶりでした。関係者に心底伝えたいと思いました。こんな素晴らしい住民の力を引き出せないんだったら、プロ失格だと。地域包括ケア時代のポイントは、元気高齢者が地域を支えるという地域文化醸成です。滋賀県の老人クラブが、関係機関と協働して、日本の将来（未来）を創り上げる原動力になっていただけることを、心から期待しております。
