岡山市は元気印!~健康寿命延伸都市フェスタ2018開催~

   

10月13日(土)13:30~16:00、岡山県医師会館(三木記念ホール)にて、「健康寿命延伸都市フェスタ2018」が開催されました。岡山市民に対して、健康づくりの取り組みをさらに広げるため、健康市民おかやま21(第2次)中間評価の結果に基づき見直した実施計画の啓発を行う機会として、また、岡山市の健康づくり活動を全国へ発信するとともに、全国の先進事例から活動を学ぶ機会として、「健康寿命延伸都市協議会」総会の開催と連動して企画されました。この会は、健康市民おかやま21推進会議が中心となって企画されていますが、会長の實成先生は、元香川大学の公衆衛生学の教授で、私自身これまでずいぶんご指導をいただいております。お会いでき、ますますお元気な様子を拝見し嬉しかったです。なお「健康寿命延伸都市協議会」についてですが、厚生労働省主催の「健康寿命をのばそう!アワード」受賞団体である市区町村を会員とし、健康寿命延伸の施策について相互に学び合うとともに、健康部門に限らず広く交流を図ることを目的として、H25年に長野県松本市による声かけにより発足しました。毎年1回、総会および研修会を各地持ち回りで実施されています。(加入自治体数:20市4町1区)

オープニングには、桃のぬいぐるみをかぶったOKAYAMA!市民体操実践指導者による市民体操です。岡山市大森市長のご挨拶に続いて、京大病院から厚労省に現在出向されている、健康局健康課の堀松高博先生から、‶ナッチ”と‟インセンティブ“のお話がありました。第1部は、藤原佳典先生(東京都健康長寿医療センター 研究部長)のご講演がありました。演題名は「社会参加がつむぐ、『三方よし』の健康づくり」でした。滋賀県発祥の近江商人の『三方よし』は、私も滋賀のアドバイザーをさせていただいていることもあって、多用している言葉です。商売というものは、売り手と買い手が良ければ成り立つというものではなく、地域社会に貢献する意識や実践がなければ長続きしないといった、近江商人の心意気・教えです。藤原先生のお人柄がにじみ出た、暖かくかつ説得力のあるご講演でした。

これに引き続き第2部は、健康づくり活動の実践報告ということで、私がコーディネーターを仰せつかりました。4団体からの事例発表で、まず健康市民おかやま21(第2次)の5年間の活動を代表して、1)イマ食改善プロジェクト事業(中国学園大学の現代生活学部人間栄養学科)、2)小・中学校と連携した健康づくりの取り組み~喫煙予防教室及びアルコールに関する授業~(中区健康市民おかやま21推進会)の2団体が、続いてはアワード優良賞受賞の自治体から、3)市民が『ともにすすめる』健康寿命の延伸(静岡県袋井市)、4)健康寿命延伸都市・松本(長野県松本市)から報告がありました。やらされていない人たちの活動は素晴らしい、また行政と住民の本来の関わり方など、再確認することができました。みんなやりたいことを共有して、実践すればいいんだと、発表者や参加者の皆さんにエールを送らせていただきました。最後に、講師の藤原先生や厚労省の堀松氏そして当市の松岡保健所長による‟全体セッション“が行われ、2時間半のイベントが無事終了しました。いつも歓迎してくれる岡山市のスタッフの皆さん、ありがとう!! 今回も楽しく有意義な時間を共有させていただきました。

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